頬や小鼻のまわりの赤ら顔には、皮膚の浅い層で広がった細い血管が関わっている場合があり、当院ではMIINまたはPentoのレーザーを4週間隔で照射して赤みの軽減を目指します。推奨は最低10回以上で、料金表には1回ごとの料金と、10回に施術後のケアと2回分のサービスが付くパッケージがあります。照射した日の帰国も可能です。

向いている方
赤ら顔レーザーが合う赤みと、先に炎症を落ち着かせたい赤み
ひと口に赤ら顔といっても、成り立ちは一つではありません。細い血管が網目や線のように透けて見えるもの、頬全体がぼんやり赤いまま引かないもの、ニキビが治まったあとに赤い跡だけが残るものなどがあり、皮膚の下の血管に光を当てるレーザーはこうした血管性の赤みを主な対象にします。
酒さ(しゅさ)では、症状の出方ごとに治療を選ぶ考え方がとられています。持続する赤みには塗り薬の根拠が比較的しっかりしている一方、赤みや細い血管へのレーザー・光治療の根拠の確かさは低〜中程度と評価されています(van Zuuren, 2019)。かゆみや湿疹、ニキビの膿をともなう赤みは、炎症そのものへの対応を先に考えます。
向いている方
- 頬や小鼻のまわりに細い血管が透けて見える
- 赤みが一日中引かず、ファンデーションで隠している
- ニキビは治まり、赤い跡だけが残っている
- 4週間隔で10回以上通う計画を立てられる
時期を見直す方
- 湿疹・かぶれなど、かゆみのある炎症が出ている
- 膿をもったニキビが続いている
- 日焼けした直後で、肌がほてっている
- 妊娠中・授乳中
- 数回で赤みをなくしたいと考えている

担当医
代表院長・韓国の形成外科専門医
「学ぶ側から、教える側へ。」ソウル・仁川の聖母病院で研修。現在は来院する医師向けの実技セッションを担当しています。
- レジデントカトリック大学ソウル聖母病院 形成外科レジデント
- 専任医カトリック大学仁川聖母病院専任医
- AlmaTitanium グローバルトレーナー
- JeisysDENSITY ALPHA TIP アンバサダー
- 学会大韓形成外科学会 正会員
治療の流れ
MIIN・Pentoで血管性の赤みに光を当てる理由
血管の赤みを対象にするレーザーは、血液中のヘモグロビンに吸収されやすい光を使います。吸収された光が熱に変わると、広がった細い血管の壁が熱で変化し、時間をかけて赤みが目立ちにくくなっていくと考えられています。
この分野では、波長の異なる機種どうしを比べた研究がいくつもあります。顔の左右で532nmと595nmのレーザーを比べた試験では、どちらも顔の細い血管と赤みに効果があり、532nmのほうが改善は大きいものの腫れと赤みも強めでした(Uebelhoer, 2007)。酒さに光とレーザーを用いた治療をまとめたメタ解析では、IPLとパルス色素レーザーのいずれも有効で、直接比べた研究は少ないと結論づけています(Zhai, 2024)。いずれも当院の機器とは別の機種による研究で、原理の背景として紹介しています。
当院の料金表では、LTRA Global社のMIINとPentoが同じ赤ら顔のメニューにまとめられており、どちらを使っても料金は変わりません。使う機器と設定は、赤みの範囲と色の濃さに合わせて選びます。
赤みの見分け
照射の前血管が透ける赤みか、炎症による赤みかを、範囲と色の濃さから確かめます。
洗顔と麻酔クリーム
メイクを落とし、照射する範囲に麻酔クリームを塗ります。
レーザー照射
MIINまたはPentoで、頬・小鼻など赤みのある部位に照射していきます。
照射後の過ごし方
肌のほてりが落ち着いたことを確かめ、保湿と日焼け止めの続け方をお伝えします。
当院の赤ら顔レーザーの受け方の比較
| 比較の視点 | 1回ごとに受ける | 10回パッケージ |
|---|---|---|
| 照射の回数 | 1回 | 10回+サービス2回 |
| 含まれる内容 | MIINまたはPentoの照射 | 照射と施術後のケア |
| 合う進め方 | まず肌の反応を見たい | 推奨の10回以上を通して受ける |
| 料金(税抜) | ₩99,000+VAT | ₩990,000(VAT別) |
料金表にある2つの受け方を並べた表で、機器(MIIN・Pento)はどちらも同じメニューです。
回数ごとの経過
| 回数 | 内容 |
|---|---|
| 1〜3回目 | 4週間ごとに照射し、赤みの範囲と照射後の反応を記録していきます。 |
| 4〜10回目 | 前回までの変化を見て、照射する部位や設定を見直します。 |
| 11〜12回目 | パッケージのサービス分で、残った赤みのある部位に照射します。 |
施術データ
赤ら顔レーザーの基本データ
| 麻酔 | 麻酔クリームを使用 |
|---|---|
| ダウンタイム | 赤み・熱感・一時的な腫れが数日 |
| 推奨回数 | 最低10回以上、4週間隔 |
| 効果の持続 | 赤みの原因と肌の状態で差がある |
| 帰国可能日 | 施術当日の帰国が可能 |
料金
赤ら顔レーザーの値段と10回パッケージの中身
赤ら顔の治療には、1回ずつ支払う方法と、10回分の照射に施術後のケアとサービスの2回が付いたパッケージがあります。推奨が最低10回であることを考えると、渡韓の計画を立てる段階でどちらにするかを決めておくと予算が読みやすくなります。料金は税抜で、付加価値税(VAT)10%は別にかかり、パッケージを税込で計算すると₩1,089,000です。お見積りは韓国ウォン建てで、回数とケアの内容が項目ごとに書かれます。
回復
赤ら顔レーザーのあとの経過
赤みと熱感が強まり、腫れることもあります。その日のうちに帰国の便に乗れます。
赤み・熱感・腫れが少しずつ引きます。こすらず、日焼け止めと保湿を続けてください。
次の照射の時期です。前回の反応を見て照射の範囲を決めます。
リスク
赤ら顔レーザーのリスクと限界
血管に熱を加えるレーザーのため、次の反応や合併症が起こりえます。
- 赤み・熱感・一時的な腫れが数日続きます。
- 内出血のような紫色の斑点が出て、引くまでに日数がかかる場合もあります。
- 照射後に日差しを浴びると、炎症後の色素沈着で茶色っぽくなることがあります。
- 水ぶくれやかさぶた、やけどは、熱を使うレーザーで起こりうる合併症です。
- 寒暖差や飲酒、紫外線などの刺激で、赤みが再び目立ってくる可能性もあります。
酒さへのレーザー・光治療は、根拠の確かさが低〜中程度にとどまると評価されており(van Zuuren, 2019)、回数を重ねても赤みの残り方には差が出ます。
研究
このページの根拠となる研究
- Interventions for rosacea based on the phenotype approach: an updated systematic review including GRADE assessmentsBritish Journal of Dermatology · 2019 · Zuuren E et al. · doi:10.1111/bjd.17590
酒さの症状の出方ごとに治療をGRADEで評価した系統的レビューで、持続する赤みには塗り薬の根拠がある一方、赤みと細い血管へのレーザー・光治療は低〜中程度の確かさとしています。
- A Split-Face Comparison Study of Pulsed 532-nm KTP Laser and 595-nm Pulsed Dye Laser in the Treatment of Facial Telangiectasias and Diffuse Telangiectatic Facial ErythemaDermatologic Surgery · 2007 · UEBELHOER N et al. · doi:10.1111/j.1524-4725.2007.33091.x
顔の細い血管と赤みに532nmと595nmのレーザーを顔の左右で比べた試験で、どちらも効果があり、532nmは改善が大きい一方で腫れと赤みが強めでした。機種は当院と異なります。
- Meta‐Analysis of the Efficacy of Intense Pulsed Light and Pulsed‐Dye Laser Therapy in the Management of RosaceaJournal of Cosmetic Dermatology · 2024 · Zhai Q et al. · doi:10.1111/jocd.16549
酒さにIPLとパルス色素レーザーを用いた研究のメタ解析で、どちらも有効とし、直接比較した研究が少ないことを指摘しています。機種は当院と異なります。
- Post‐acne erythema treatment: A systematic review of the literatureJournal of Cosmetic Dermatology · 2022 · Kalantari Y et al. · doi:10.1111/jocd.14804
ニキビのあとに残る赤みの治療を集めた系統的レビューで、レーザーと塗り薬のどちらも有効とみられるものの、無作為化試験が足りないとしています。
よくある質問
赤ら顔のレーザー治療についての質問
赤ら顔レーザーのダウンタイムはありますか?
当院の案内では、赤み・熱感・一時的な腫れが数日続きます。翌日にメイクで隠せる程度かどうかは、照射の強さと肌の反応で変わります。
照射した日に飛行機に乗っても大丈夫ですか?
はい、照射したその日の便で帰国できます。赤みが残っている間は、機内でも顔をこすらず、保湿をこまめに続けてください。
赤ら顔のレーザーは何回くらい通えばよいですか?
当院では最低10回以上を4週間隔で行う計画をおすすめしています。通う回数が多くなるため、10回パッケージには2回分のサービスと施術後のケアが付いています。
治療した赤みはまた出てきますか?
持続は赤みの原因と肌の状態によって異なります。寒暖差や飲酒、紫外線で血管が広がると、赤みが再び目立つこともあります。
酒さ(しゅさ)と言われた赤みにもレーザーは使えますか?
酒さの赤みや細い血管にレーザーや光治療を用いた研究はありますが、根拠の確かさは低〜中程度と評価されています。膿をもったぶつぶつが出ている時期は、炎症への治療を優先する場合があります。
照射は痛いですか?
照射前に麻酔クリームを塗ります。照射の瞬間に、細いゴムで弾かれるような刺激と熱さがあり、感じ方には差があります。
ニキビ跡の赤みにも効果がありますか?
ニキビのあとに残る赤みには、レーザーと塗り薬のどちらも有効とみられる一方、無作為化試験はまだ足りないとする系統的レビューがあります。凹みのあるクレーターは別の治療になります。
治療を担当するクリニックの医師について教えてください。
当院の医師は、韓国の形成外科専門医であるソン·ジョングン院長1人です。形成外科は皮膚の傷やその治り方を扱う外科で、レーザーを用いた肌の治療もその延長にあります。
韓国語や英語が話せなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。日本語の通訳スタッフが常駐しているため、肌の状態や当日の注意点も日本語で聞けます。来院前の質問はLINEで受け付け、できるだけ早くご連絡いたします。
パッケージの料金に税金は入っていますか?
入っていません。料金は税抜で、付加価値税(VAT)10%を加えた額をお支払いいただきます。1回の場合、税込では₩108,900です。
日本の健康保険は使えますか?
適用されません。赤ら顔のレーザーは美容目的の自由診療として行うため、日本の健康保険の対象外です。


